DIYでできることは何？
DIYでできることは多岐にわたります。家を建てることもリフォームすることも認められています。セルフビルドの自宅に住む人も少なくありません。建築には資格が不要です。もっとも、建築基準法や都市計画法などに従わなければなりません。建ぺい率や容積率をはじめ、高さ制限や用途地域の規定に反する建物をDIYで建てることは禁じられているのです。一般的に、建物は木造や鉄筋コンクリートなどの構造に関わらず、10年経過したらリフォームを求められます。リフォームも、DIYで行えます。
ただ、屋根の修復など足場を組む作業は素人には難しいでしょう。低リスクの部分的なリフォームをDIYで取り組むことが望ましいと言えます。電気工事に関しては、電気工事士といった資格が必要で、技能があっても無資格者が電気工事を行うことはできません。
外壁塗装をDIYでやってみましょう！
屋根の補修に比べ、さほど高くない平屋の外壁塗装は比較的安全で、DIYで取り組みやすい作業と言えます。専門業者に依頼すると100万円以上かかる外壁塗装をDIYでやれたら、かなりの出費をおさえられるでしょう。外壁塗装は洗浄から始まり、エアコンや給湯器などに養生を施し、ひび割れなどの補修を含む下地処理を経てから塗装に入ります。塗装は、下塗りに加え、中塗りと上塗りの重ね塗りが望ましいでしょう。DIYで最も難しいのは、塗装そのものではなく下地処理です。
下地処理では、外壁のヒビ割れや欠けた部分をコーキング材などで埋める作業で、この段階が不完全だと後に塗装が剥がれ落ちるといった弊害が生じます。
鉄製品は時間がたつことで腐食して錆びていきます。表面に皮膜を作り、腐食から守れるのがリン酸処理です。